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【高2SGH:国際教養】グローバル人材とは何か

2016年07月08日(金)12:54

高2GCコースの6月25日(土)国際教養の時間は、
九州大学ユヌス&椎木ソーシャルビジネスセンターの井上良子先生にお越しいただき、グローバル人材とは何かについて学びました。

 

井上先生には昨年もバングラデシュのことやソーシャルビジネスについて教えていただきました。
生徒たちはそれぞれ事前に調べ学習をしてからこの授業に臨んでいます。

・グローバル人材と聞いてイメージする働き方。職業
・グローバル人材の定義
・グローバル人材に必要な素養・要素

挙手をして、調べた内容や考えを発表していきます。

 

国連職員、通訳、貿易関係、航空関係、国際弁護士・・。職業だけでもたくさん挙がりました。
そして、そのような仕事をしている人々に必要な素養を考えてみました。

また、「インターナショナル」と「グローバル」の言葉のとらえ方の違いを、先生のホームステイの経験と、ヨーロッパのサマースクールに参加したこととでとてもわかりやすく説明していただきました。

グローバルな環境とは、先生の経験でいうならば
たくさんの国や地域からいろんな考えの学生や先生が集まるサマースクール。
価値観や文化の違い、国家のしきりをなくし、超えていくことなのです。




近年では、多国籍企業・グローバル企業などという言葉も聞こえてくるようになりました。
多国籍企業は、複数の国に生産や販売の拠点をもつ大規模な企業のこと。
対して、国やマーケットの違いをこえて世界中の人々に共通するニーズに対して高いサービスを提供するのが、グローバル企業。
googleやApple、マクドナルドなどを思い浮かべるといいそうです。


では、「グローバル人材」って???

キーワードは、多種多様な価値観、違いや垣根を超える、共通の目的やビジョン。
先生の考えるグローバル人材に必要なものとは、

1.語学力・コミュニケーション能力
2.主体性・積極性・チャレンジ精神・協調性・柔軟性・責任感・使命感
3.異文化に対する理解・日本人としてのアイデンティティ

この3つだそうです。


 

そこで、実際に、
グローバル人材になるべく九州大学で学んでいる学生の一人、伴ちひろさんにも来ていただきました。

 


札幌出身、21世紀プログラム1年生の伴さんは、これまでの経験から
受験の挫折が自分に与えてくれたものの大きさ、人と出会うなかで自分の道を探ってきた過程を熱く語ってくださいます。

「もっといろんなことを勉強したい」「どこで学ぶかにこだわるのではなく、何を学ぶかが大事だと思った」
学生の生のことばに生徒たちも真剣です!

 


また、この日は九州大学出身で九州経済調査協会の柿野和平さんからもお話しを伺うことができました。

お二人への質問が止まらない生徒たち。

 

 

自分が本当は何をしたいのかがわからない、やりたいことがたくさんある。
そんな生徒も多いですが、
「自分の興味は、本を読むレベルの興味なのか。それとも専門として研究したいレベルなのか。そこも大事だよ」
「私がしたいことは、長期の留学、夢中になれるものを見つける、それから大失敗。これを学生のうちにしたい」


 

そう明るく語る伴さんたちに、生徒たちはすっかり魅了されていました。 

「グローバル人材とは、きっと諦めない人のことだ。
そしてきっと、挑戦することをやめない人のことだ。
みんな失敗してるよ!」

柿野さんの言葉も心に響きます。


 

最後に井上先生も、
今はまず、同質性のコミュニティを大事にしよう、そうでないと異質性を受け入れ大事にすることはできない。
自分の周りを大切にし、土台を作ってから多様さ、いろんな人と出会おう。
海外にいることがでグローバルでは決してない、と付け加えられます。




この日も素敵なお三方に、
自分の興味・関心を言語化し、目的と手段を混同しないことが大切だと学んだ生徒たちでした!

【高2SGH】高島市長を表敬訪問!

2016年06月30日(木)19:43

6月22日(水)の夕方、福岡市役所にGCコースの雙葉生の姿が・・。
「市役所ってゆっくりと中を見たことがなくて!」
「観光客の人たちはここで情報収集したり休憩したりしてるのかな?」とはしゃいでいます。

 

実はこの二人、4月29日に行われた福岡市長模擬選挙で見事、未来の福岡市長に当選した高2GCコースの清原透子(きよはらとうこ)さんと、その応援者で同じくGCコースの尾澤あかり(おざわあかり)さんです。








福岡市選挙管理委員会さまと高島市長からのすてきなお誘いにより、今回、現市長と未来の市長との対談が実現しました!! ^^

 

高島市長はおいでになるなり、「清原さん!当選おめでとう!会いたかったよ!!」と握手をしてくださいました。緊張していた生徒たちも一気に笑顔に。

選挙の時に清原さんが使用したプレゼンの資料やマニフェストの内容をお渡しすると、喜んで見てくださっています。

彼女は、観光とグローバル教育に焦点をあてた「一気に日本を楽しめるまち福岡」を提案していますが、これに対して市長は
「福岡を動かしていく上で観光にスポットをあてたことが素晴らしい!昔は福岡で観光なんて、産業ではないといわれていたが、今は違うよね」とおっしゃっていました。


 

今回は、模擬選挙を企画していた学生たちの団体UCの代表メンバーも一緒に訪問することができました。

なんと、模擬選挙の企画側も雙葉の生徒たちが中心となって活躍している団体なのです。
代表の冨木田彩乃さんをはじめ高校3年生のメンバーは、高校1年生の時にSGHアソシエイトのコアメンバーとしてSGHの教育を受けている生徒たちでもあります。


 

SGHの教育を受けた生徒たちが学校の外でも活躍していることはとてもうれしいことです♩

清原さんが立候補したのも、昨年度のSGHの授業(総合学習・デザイン思考)で福岡市について調べ、課題を探ったり解決策を提案したりした経験が役に立ったようです。


 

高島市長は、清原さんや尾澤さんのプレゼン内容についてたくさん質問を投げかけてくださったり、お褒めの言葉やアドバイスをくださいます。
そして、「福岡は女性のまち。女性市長が誕生するなら、やっぱり福岡でしょう!」と笑顔で語ってくださいました。


 

「福岡県知事でも、東京都知事でも、国会議員でもなく、どうして福岡市長だったの?正直、とてもうれしかった」という高島市長。

これにUCのメンバーは、
「福岡市長が私たちにとって一番身近な存在で、私たちの生活に一番関わっていると思った。だから選挙権の年齢が18歳に引き下げられて、みんなが投票することに関心をもつためには市長選挙がいいと思った」

と語ると、市長はさらに喜んでくださり、これから目指すべきこと、勉強してほしいことなどたくさんのお話をしてくださいました。



 

お忙しい中、予定を大幅にオーバーして彼女たちの話を一生懸命聞いてくださり、貴重なお話をしてくださった高島市長。
その存在をさらに身近に感じた生徒たちでした!


この時の様子は、学園トピックスにも掲載されています♩

【高2SGH:国際教養】国連と私たちができることについて学びました

2016年06月26日(日)12:30

6月18日(土)に行われた、高校2年生GCコースの国際教養の授業のようすをお伝えします。

 

日本国際連合協会福岡本部の村岡由利江先生においでいただき、国連の活動についてご講義をしていただきました。

 

高校2年生は、これまでのSGHの授業の中でもさまざまな国連の機関について学んできました。
授業前にしっかり予習もしてきました!

今回は今までの復習とともに、村岡先生が国連でお仕事をされるまでの過程やターニングポイントについてじっくりとお話を伺うことができました。


 

学生時代に内閣府の主催する「世界青年の船」へ参加したことや、民間企業を辞められてJICAの青年海外協力隊としてボリビアへ派遣されたときのお話は生徒たちも特に興味津々でした。

「異国の地で初めて会う人々は、自分を通して日本を知り、自分を通して日本人を知る。
だからこそ、日本人って何だろうと考えることが多くなった。
南米ではアイデンティティというものについて考えさせられた。」

そう語る村岡先生のメッセージが心に残りましたね。


  

「国連とは何か」
いつ発足し、加盟国はどのくらいあって、日本は何番目なのか。
国連システム・国連ファミリーはそれぞれ少しずつ違うが、世界中に存在するあらゆる問題のすべてを扱っていること。
それから今高2が一生懸命学んでいる「SDGs 持続可能な開発目標(世界を変える17の目標)」についてもしっかり教わり、これからの開発のアプローチはどうあるべきか班ごとに考えました。


 

村岡先生から与えられた15分ほどの短い時間で、

・持続可能な開発のための2030アジェンダ、今後日本と国際社会はどのようなアジェンダに取り組むべきか
・ 紛争に伴う人道問題をどのようにして解決するか

この2点について意見を出し合い、まとめていきます。
授業前にそれぞれがまとめてきた考えもシェアして役立てていました。


 

留学生も一緒に、貧困に対する考えを出していますね。
さあ、どうやってまとめよう・・?
時間はほんの少ししかありませんので、いかにわかりやすく、シンプルにまとめられるかが問われます。


 

時間になったので、順番に発表!
生徒たちの発表の一部を抜粋します。

・日本の知恵と技術を提供してはどうかと思う反面、問題が大きすぎると感じる
・紛争については、金銭的援助だけではなくグローバル人材の育成、教育も大切なのでは


 

・誰一人取残されないよう、弱い立場の人々の保護能力強化を重視しているとわかった
・12のゴールが環境に関するものが多いと感じた
・紛争について、先進国から支援物資を送ることはできないのか


 

・健康保持、増進、予防、治療、機能回復などに力を入れてはどうか
・災害の予防をしていくことも大切なのではないか
・国際機関、政府、民間セクター、NGO,の連携
・活発に活動していないNGOもあるようだから、積極的にキャンペーンをして政府とNGOとの連携などの必要あり。
 

 

紛争を行う人は価値観や文化の違う人たちを受け入れられない満たされてない人だと思う。地球人として生きる目的を見失っているから、他の考えの人を受け入れられない。そういう人たちの表現できる場を設ける必要がある。

・日本に限らず学生のうちから国際問題の解決についてや国連の活動についての学びを授業に取り入れる。
・日本は高い技術を持っているのに活躍できてないと思う。もっとリーダーシップをとるべき。
・お金を国と国の間で貸し借りすると、借りているお金に頼ることになるため、技術を貸していくほうがよい。

・日本は紛争に対して身近に感じることが難しく、生徒の中に思いがない。

・母国に帰ることのできない難民の人たちに対しての心のケアはどうなっているのか気になる。
・誰も置き去りにしない、市民の保護をするという点に注目した。



 

・そもそも国によって価値観や文化が違うのに同じ方向に進むのは簡単ではないはず
・大きな目標を踏まえて、各国独自のより小さな目標を立てるとより実現できるのではないか
・大きな目標は言葉の定義が曖昧になって、みんながあまり理解できないのではないか

・私たちは紛争と言われるとイスラム国・宗教的なものをイメージしてしまうが、要因はもっと複雑で奥のほうにあるのでは
・テレビで流されていることを全て納得するのではなく、自分たちで情報を取りに行き話を聞くことが必要



 

生徒たちの発表のあと、村岡先生からのコメントをいただきました。

SDGsの掲げる目標も次のステップへ来ており、経済的な豊かさだけではなく、心の豊かさも追求していくことがこれからの国連の課題でもある。

社会の動きに関心を持ち、自分の周りのいいなと思うこと、おかしいなと思うことをそのままにしないでおこう。
そして、いろんなところに存在する違いを知ろう。

国連でやっていることは遠い世界のことではなく、身近にある問題は実は世界の問題でもある。



 

熱心に先生の言葉に耳を傾け、質問をした生徒たちでした。

【高1SGH:国際教養】第3回国際教養

2016年06月25日(土)17:39

6月25日(土)1,2時間目に行われました国際教養の授業の様子をお伝えします。

今回は、一般社団法人こころ塾の代表理事を務めておられます、内木場三保先生をゲスト講師として、「コミュニケーション「対話」」をテーマとして講義をして頂きました。




最初に「コミュニケーション力とは何か」ということについて、個人でまたグループで考えます。
そして挙がった力について、皆で共有しました。

 

  相手に合わせる能力/恥ずかしがらない/耳を傾けることができる
  ポジティブに考えられる/自分の気持ちや意見を分かりやすく伝えられる

など、様々な意見が出ました。なかには、「アンパンマンのような力」というユニークな解答も出ました。

それらのどれもが正解であることを教えて頂き、メラビアンの法則やパーソナルスペース、エンボディメントなどコミュニケーション能力に関わる様々なことを、グループワークを通して学びました。ポイントは口角を上げることや、背筋を伸ばすこと、また表情について客観的に自分を見る訓練が大切であるということです。



(笑顔で感情を伝えるワーク)


 

  (悪い姿勢でpositiveなことを言う図)     (空を見上げてnegativeなことを言う図)


また対話の手法についても学びました。まずは会話(conversation)と対話(dialogue)の相違点を学び、ここでもお互いに話す側と聴く側に別れて、傾聴と相手を誉めるワークを行いました。生徒の皆さんは、お互いに褒め合ってとても良い気分になっていました。


 



そして最後のグループワークは、総勢76名が4グループに別れて活動します。グループ分けは、「行動派と慎重派」「真面目派と明るい派」で自己分析し、チームに必要な力を模造紙に書き表しました。見事にグループごとの性格が現れ、自分たちがどのような価値観をもって意識的に行動しているかを分析することができました。また、クラスだけでなく部活や委員会など、その場に応じた自分の役割や立ち位置によってコミュニケーションのスタイルが変化していくことも教えて頂きました。

 

 

期末試験直前のSGH活動となりましたが、生徒たちは皆笑顔でとても多くのことを吸収できたようです。今日学んだことを生かして、これからの高校生活だけでなく大学生や社会人となってもコミュニケーション力を身に着けていきましょう。

 心がつかれたら動け!体がつかれたら休め!

内木場先生、生徒達にとても分かりやすい講義をして頂いて、本当にあり
がとうございました。



期末試験が終わったら、いよいよ総合学習ではスタートアップカフェでのプレゼンです。万全の準備で臨みましょう。まずは試験、生徒の皆さんはファイトです!!

【高2SGH:総合学習】デザイン思考とは何か、デジタルものづくりで何ができるか

2016年06月25日(土)15:24

6月11日(土)、高2GCコースの総合学習が行われました。

今回のテーマは、
デザイン思考とは何で、デジタルものづくりで何が出来るのかを学び、考え、アイデアを練ることを通して「自分たちの未来をつくる」アプローチを身につけることです!


 

サービスデザインのためのプロセスデザインをグループごとにリサーチしてきました。
まずは発表から。


 

<世界の流行>グループは、日本のことを調べたあと、日・中・韓の人に
流行っている食べ物は?それはどうやって知った?どういう人に人気?知るためのアプリやサイトを教えて
とインタビューを行っていました。


 

<観光>グループは、リサーチする中で福岡市に外国人観光客を集める方法を提案。
福岡のデメリットを生かすほか、地下鉄の中やバスなどの座席にヘッドフォンを設置する改善策がおもしろかったですね。

<教育>グループは今回も細かなインタビュー結果の分析と鋭い指摘が目立ちました。


 

福岡市教育委員会の方や外部の教育関係の方々への取材をもとに、日本と海外の学校の教育制度や福岡市の取り組みについてまとめていました。

 

「まちづくりとは何かを理解できてなかった」とプレゼンしたのは<まちづくり>グループ。
市民公益活動の情報交流拠点「あすみん」に取材に出かけ、たくさんの貴重なお話を聞かせていただけたそうです。

自分たちが当たり前だと思っていることが周りから見ると普通ではないかもしれない。
地域ごとに合った課題を見つけてそれぞれのやり方で解決していくというやり方から
まちづくり(まちのデザイン)とデザイン思考の共通点を見出すことができましたね。



 

 

<新聞>グループは、中高生がスマホのアプリやテレビの媒体で情報を得ている実態と新聞のもつ良さを発表してくれました。
西日本新聞へインタビューへ行き、「回し読み新聞」(新聞を読んで→気になる記事を切り抜き→おしゃべりを楽しみ→みんなで壁新聞を作成
のアイデアとプロトタイプも作っていました。

 

中1から高2の生徒へアンケートを実施し、その集計結果から10代の抱える悩みや問題について分析したグループは、生徒の36%が睡眠時間について悩んでいるという事実からプレゼンしました。

ひととおり生徒たちの発表が終わってから、九州大学の秋田先生によるご講義です。

 

秋田先生は、
事実を集めて、事実に対しての気づきを得ると、本質的な課題やユーザーの要求事項を見つけることができる。
アイデアを考えるときは、必ずプロトタイプしよう。アイデアを形にして早く失敗することができるから!これはモノではなくサービスや仕組みのときも同じ。

各プロセスで評価をして戻ったり繰り返しながらやっていこうとお話しくださいました。


また、5W1Hを意識したり、「なぜなぜ」と5回突き詰めたりする視点を持って観察するとよいとアドバイスもくださいました。



 

そして、秋田先生が学生時代に作られたムービーを見せていただき、
「こうなったらもっと便利なのではないか」、「こんなものがあったらいいな」という未来を思い描くヒントをたくさんいただきました!




10年後を予想して、考えるってすごい!と驚きながらも
「実際に今、これふつうにあるよねー!」と生徒たちは感激しっぱなしの様子でした。

これからもイノベーションを起こすための発想法である「デザイン思考」の勉強はまだまだ続きます♩

【高1SGH:国際教養】第2回国際教養

2016年06月18日(土)12:00

6月18日(土)1,2時間目に行われた第2回目国際教養の様子をお伝えします。

今回は、九州大学准教授の生田博子先生に講義をしていただきました。


タイトルは「国際社会におけるアラスカ経済・先住民文化・資源開発・持続可能な社会」

生徒たちはこの講義に向けて、事前にアラスカについて調べ、発表の準備をしておりました。

  
 ↑英語での発表                        ↑アラスカの食について(エスキモーアイスクリーム!)

  
                                   ↑アラスカの衣服について
 
  
                                   ↑アラスカの動物について

  


生田先生は生徒たちの発表をとても丁寧にフィードバックしてくださいました。

エスキモアイスクリームはトナカイの脂肪やサーモンやホワイトフィッシュを使用しているなど、現地に住んでいたからこそわかる

ユニークな情報をたくさん教えていただきました。また、エスキモーという言葉について、法的にも日常的にも使用されており、

4つのエスキモー語があることも教えていただきました。

インターネットでは知りえないこともあるのだと、とても勉強になりました。


  

  
                                   ↑英語の発表は英語でメモ!


さて、最後は恒例の質問タイムです!

・アラスカ州の研究機関に外国人はどのくらいいたのか?
・ロシアはアメリカからアラスカを買戻しはしようとしないのか?
・生田先生は社会人になったあと、海外に行く決断をされたが、どんな決意やきっかけがあったのか?

などなど、鋭い質問が多く飛び交いました!

将来は海外で活躍してみたいと思う生徒にとって、非常に参考になる貴重な時間を過ごすことができたようです。


  

英語力が第一ではなく、考える能力、それを第三者に伝える力をつけることが大事というメッセージをいただきました。

SGH活動では、さまざまな分野の先生方に講義をしていただいたり、自分たちで課題をみつけ解決法を考えていくことをしていきます。

活動を重ねるごとに聞く姿勢もよく、質問の手も多く上がるようになってきています。今後の成長に期待!


【高2SGH:国際教養】第1回福岡女子大学の学生とディスカッション!

2016年06月12日(日)19:46

6月6日(月)の午後、高校2年生GCコースの生徒たちは、福岡女子大学へ行ってきました♪

 

高2GCコースに時間割として組まれているDiscussionの授業の一環で、女子大の学生さんと一緒にディスカッションを行うためです。
初めて女子大を訪れた生徒も多く、「校舎がきれい!」「アットホームでいい雰囲気!」と大喜びです。

今年度は月に1回程度、女子大にお邪魔して
学生や留学生たちと一緒に授業を受けさせていただいたり、英語でディスカッションを行ったりする予定です。生徒たちはこの日をとても楽しみにしていました!


 

 

本日お世話になる新開先生のイントロダクション。まだ生徒たちは緊張の面持ち・・。
「理系と文系って、最近でははっきりとは分かれていないことも多いのですよ〜!」などと研究されている分野のことや大学のことを教えてくださいました。


 

前の授業が終わって、学生たちが来てくれました!
各グループに数人、日本人の学生と海外からの留学生とが入ってくれ、一緒に講義を受けます。
気さくな学生さんが多くて生徒たちも安心♪


 

大学3年生の、「国際食文化論供廚亮業を一緒に受けます。
この講座はオールイングリッシュ。でも、学生たちがサポートしてくれます。


 

生徒たちは「3日間の食事の写真を撮ってくる」という宿題をいただいていました。
通常は1週間分の写真、特別なごはんではなく、いつも通りの自分の日常の食事を記録することで習慣をリサーチするための材料とするのだそう。

例として、昨晩アメリカから帰国したばかり(!)という先生の3日間の食事の写真を見せていただきます。
機内食があったりホテルの朝食だったり・・これは日常とは少し違うけれどと前置きして「これで生活をジャッジしないように!!」。

水がパックに入っていることや、りんごやももなどフルーツの皮をむくかむかないか。
先生は学生たちにそれぞれの国の様子や個人はどうなのか、英語でたずねながら活発に授業が進んでいきます。
環境への配慮の仕方や食べ方にも、食文化の違いが表れているのですね。


 

ここからがグループワーク。
自己紹介をしながら、自分の3日間の食事について写真を見せながら説明していきます。もちろん、日本語は禁止です。


 

 

留学生たちの食事は自分たちのものと大きく違っていて、興味津々。
日本に暮らしていても、自分が食べて育ったふるさとの食べ物こそが日常の食事に欠かせないのですね。


 

 

顕著だったのが、ランチの違い。高校生である生徒たちは、平日は毎日お弁当です。
これには、留学生たちがとくに関心をもって尋ねてくれました。


 

 

一人ずつしゃべりながら、違いや共通点をみつけてメモしていきます。

 

日本人はお米が多いですね、という留学生。
先生は、じゃがいもを食べる頻度や、じゃがいもを野菜と考えるかどうか全体に尋ねました。
日本人は、お米が主食であるためにじゃがいもをおかず(=野菜)だと考えてしまいがちなのですね。


 

高校生のお弁当については、「毎日作るのが大変そう」という意見も。日本では、お母さんが毎朝お弁当を準備するところが多いですね。
先生はご自分で、奥さまの分も一緒にお弁当を準備されるそうで(!!!)、お写真も見せてくださいました。

そして、日本独特の文化である"obentou"のバラエティの豊かさや、駅弁、運動会、遠足、デパートで売られるものなどさまざまなシーンに対応していることを説明されました。
キャラ弁のお話では、本も出版された「いやがらせ弁当」を例に挙げ、コミュニケーションの手段として弁当が役割を担うケースがあることも紹介されます。


 

この後、お弁当に必須の食材から、世界と比較したときの日本の食文化をデータで読み取り、個食や孤食などのさまざまな「Ko-shoku trend」について学習しました。
女子高生にとって関心の深い、しかも身近な食についての話題だったので、英語も理解しやすかったようです。
何より、大学生の授業を一緒に楽しめたことがうれしかったかな?



来月の先生の紹介をしていただいて、授業は終了!後日、生徒たちの感想を覗いてみると、
「もっと自分たちにもあててほしかった」
「もっとディスカッションの時間がほしかった」
とかなり積極的!来月がさらに楽しみですね^^


 

ここで授業は終了、生徒たちは放課後となりましたが、希望する生徒たちはそのまま教室に残って
ボランティアで活動している学生たちによるlanguage cafeに参加させていただきました♪


 

たくさんの素敵な学生たちが、雙葉の生徒のために教室にやってきてくれました!
生徒たちの中に入り、トピックスについて自由にディベートします。


 

 

この日のトピックスはlove study foreign culture の3つ。生徒にあわせて設定してくれました。
グループになって話していきますが、ほぼマンツーマンのような体制!とっても贅沢ですね!!
授業中にはなかなか発言できなかった生徒も、この少人数の中なら、発言や単語を引き出してくれるお姉さんたちのおかげでリラックスして英語を話せています。


 

最後はグループごとの代表が英語でまとめを発表してシェア。
授業の中でも、language cafeでも、生徒たちのいきいきとしたいい表情をたくさん見ることができました!


 

女子大への進学を考えている生徒もおり、新開先生の授業は、英語力を試す場にもモチベーションアップのきっかけにもなったようです。

そして来月も、授業後にはボランティアの学生によるlanguage cafeを計画していただけることになりました。
今回習い事や部活で参加できなかった生徒たちも、噂を聞きつけた高GCコースの生徒たちもとっても楽しみにしています!


【高1SGH:総合学習】第3回総合学習

2016年06月11日(土)13:43

6月11日(土)1・2限に行われた総合学習の様子をお伝えします。


第3回目となる今回は、前回の宿題となっていた各班のテーマに対する調査やインタビューを踏まえて、「あるべき未来から課題を探る」というテーマで久保山先生に講義していただきました。

 

まずは最初に二つの班が調査したこと、インタビューの内容について簡単に発表しました。
 
 

一つ目の班は「福岡市の住みやすさ」についてリサーチをする中で、在日外国人3人にインタビューを行い、外国人の方が福岡に住まれてどのような悩みを持ったりするか、ということについて聞いたようです。また二つ目の班は、「福岡市の食」についてリサーチをして、実際に店を経営されてる方へのインタビューを通して、福岡でお店を開く利点などについて調べてきたようです。


 

今回の活動は、生徒たちが調べてきたことに対して、
「〇〇な人が××××な状況(生活)である」
という現状を捉えることから始まります。

 

そのための一つの手法として、ステークホルダーマッピングを作成します。4種類の付箋を用いて、
・黄色:登場人物
・青色:補足説明
・緑色:関係性
・赤色:課題
を表したものを模造紙に貼り、マップ作りを進めていきます。


 

まずは黄色い付箋に登場人物、施設などをグループで話し合いながら書き出します。

 

次に、インタビューの内容を振り返りながら、青い付箋で補足説明を、緑の付箋で関係性を書いていきます。

 

途中で久保山先生から考えるヒントをいただきました。
・課題そのままを現状に書かない。
・解決された未来を先に描いてから、課題を考える。
とのことで、現状に対してと未来に対してのギャップを埋めていくことを考えます。

そしてできあがったマップがこちらです!

 

(左)女性の働きやすさをテーマとした班のマッピングです。
(右)防災をテーマとした班のマッピングです。

 

(左)国内からの福岡への観光者をテーマにした班のマッピングです。
(右)食をテーマにした班のマッピングです。

この他にも、各班が熱心にマッピングを作成しました。現時点での問題点を洗い出し、あるべき未来を皆で議論できたようです。


 

最後に、今日のまとめを久保山先生にしていただきました。

次回は天神のスタートアップカフェで各クラスごとに発表を行います。

1チーム2分30秒と短い時間ではありますが、チームのテーマ、どのような調査をしてきたか、取り組むべき課題は何か、ということを発表します。保護者の方も時間の都合が合えば、ぜひ参加していただきたいと思います。SGH活動での本校の取り組みの一部を見ていただける、非常に良い機会です。お嬢様方に時間等の詳細を聞いて、参加を検討していただきたいと思います。


来週は国際教養の授業です。「アラスカ」をテーマとして1年生としては初めて事前調査をして発表まで行います。生徒たちの活動に期待したいと思います。

【高1・2SGH:国際教養】第1回国際教養

2016年05月29日(日)14:55


5月28日(土)1・2限の国際教養の様子をお伝えします。

本日は高校1・2年生合同で、九州大学 稲葉美由紀先生に講義をしていただきました。


まずはじめは、稲葉先生の自己紹介です。


 

先生にとって、人生を大きく変えたイベントは、高校1年生の夏に参加したコロラドスプリングス

でのホームステイだそうです。このとき、うまく英語でコミュニケーションを取ることができず、


伝わらないのが悔しい!と思ったそうです。

この悔しい経験を機に、アメリカの高校に留学され、その後もアメリカで進学し、海外で教養を

身に付けられたそうです。


先生がアメリカで学んだこと・・・


  


「参加する」ということはAttendanceではなくParticipationであること。


ただその場に存在するだけでは学ぶことも少ない。自分で考え、発信し、グループで学びあうこと

こそ、本当の意味での「参加する」ことである!と教えてくださいました。



生徒たちは、先生の熱いメッセージを真剣な眼差しで聞いています。

メモを取りながら話を聞く姿勢も、少しずつ身についてきたようです。


  

  


次は高校2年生による発表です。

  

  


3グループがそれぞれ 国連と日本の役割 国連とNGO SDGsについて

調べて、わかりやすく発表しました。どのグループも、世界の現状や国連の取り組み、

現在掲げられている目標についてしっかり調べていました。そして、抱える問題点や今後の課題に

ついて真剣に考え、グループでまとめていました。

さすがは2年生。稲葉先生がおっしゃっていた「参加する」ことができていますね。


1年生も真剣に聞いています。1年後には、2年生のように堂々と発表できるようになって

くださいね。


 


2年生の発表のあと、稲葉先生による貧困と格差の講義です。

・MDGとSDGの違い
・皆が安心に暮らすためには?
・持続可能な開発
・「もったいない」は世界の合言葉
・貧困には2つの考え方(貧しい国の貧困と豊かな国の貧困)
・世界の中の日本を知る   など




最後に、身近な問題に気づき、調べてみること 
    世界の中の日本の状況を知ること
    他の豊かな国と比べてみる

とアドバイスをいただきました。


生徒たちは、先生のこれまでの経験や講義を聞いて、多くの刺激を受けました。

面白いと思ったことに積極的に行動をする。また、自分たちにできることを考え、行動ができる

ようになりたい!と決意した生徒もいました。






今日も、生徒たちにとって、実り多き時間となりました。今のうちに様々なことにチャレンジし、

自分の好きなものをしっかりと探していきましょうね♪



【高2SGH:総合学習】デザイン思考が注目されている背景を学びました!

2016年05月16日(月)15:08

5月14日(土)の総合学習、高校2年生GCコースの授業は3・4時間目に行われました。
同じ日に行われた1年生GCコースの様子も別記事で紹介しています♬


 

いつもお世話になっている、九州大学芸術工学部の富松先生にお越しいただき
デザイン思考とは何で、デジタルものづくりで何ができるのかをお話ししていただきました。


 

「デザインやものづくりと聞いて、何を考える?」との富松先生の問いに
「ないものを考えて作る」
「自由」
「無限大」
「新しいものを生み出す」などなど、昨年の今頃とは比べものにならない答えが飛び出しています。

 
 

今回の富松先生のお話のメインは、
新しいサービスのデザインと
10年後に当たり前になっていることを考えるということ。

地球規模の社会問題を解決しようとすると、これまでは政治や経済活動によって解決することが一般的だったのに、今やSNSが社会を変える時代。

10年前はスマートフォンなんて存在していなかったのに、
今はだれもが持っていて、SNSを利用しています。

「SNSが社会を変えている」ともいえるそうです。


 

「私たちはスマホを使っているのではなく、スマホのサービスを利用している。スマホは、サービスとユーザーの接点である」と富松先生。
新しいサービスを考えるときには、このことはもちろん
「当事者意識」が大切だよ、とも教えてくださいました。


 

九州大学の学生が行っていた「九大生農作業お助け」活動も、
新聞などでも話題の「Uber」(正規のタクシーではないが、普通の車が客を乗せてお金をもらうシステム)も、
熊本の震災で注目度が上がった「Airbnb」(使っていない部屋を他人に貸して、お金をもらうシステム。アプリで検索して空いている部屋を探せる)も、
バイクタクシーのサービスである「Gojek」も、スマホの普及とともに一気に広がっている新しいサービスです。


 

知っているサービスもありましたが、富松先生が現地で試されたお話を伺いつつ、
その利便性に生徒みんなで驚き!
日本での実現が難しいこと、法律の障害があることも学びました。


 

これらの新しいサービスについて、気づいたことや疑問点を書き出し、グループでシェアしていきます。

 

自分が書いたふせんは貼ったりはがしたり、ほかのひとのも見せてもらったり。
共有できたら、ポートフォリオの一つとして整理し、いつも大事に保管しています。


 

「法律の問題で実現しないのは悲しいことで、日本は遅れている」
「外国人観光客のためにも、ある一定のシステムは福岡で先に普及させるべき」という意見がある一方で、
「もともとタクシー運転手の人たちは、仕事がなくなってしまうのではないか」
「利用したい部屋の評価を見ることができるAirbnbも、泊まりに来る側がもし危険な人であったら・・?」
「日本人女性の目線で考えると、安全の対策がまだ十分でない」という考えも出てきました。


 

 

授業の後半は、2チームによる調査結果の報告です。

◆教育について調査したチーム


 

欧米諸国と日本を比較して、よりよいものにできないか考えてきました。
古き日本の教育のままでは「思考力が乏しい」学生に。
欧米は「プロセス重視」型。アメリカの大学には必読書制度もある。


 

ユニークだったのは、英語圏以外のところへ現在留学しているクラスメイトたちに、学校で勉強する教科や評価・独特な部分についてインタビューを行っていたこと。
スウェーデン、オーストリア、ドイツ、デンマークには、それぞれ日本と異なる点が見つかりました。

部活のとらえ方まで違ったことは、興味深かったですね。


◆新聞について提案したチーム


 

今やスマホでニュースなどの情報を得ることが当たり前である一方、携帯電話の持ち込みが禁止されている高校生たちが、通学途中や何かの合間に読める、手ごろな新聞について提案しています。

 

日本人は、ほかの先進国に比べて政治や社会の出来事に関心がないという調査結果もあります。
そういった自分たち世代の若者のためのものだそう。
高校生が新聞を作っているSNOというサイトを紹介しながら、意見を整理して発表できています。


 

「スマホのアプリで無料のニュースを斜め読みするよりも、ある程度お金を払って毎日の習慣として新聞を読むほうが良いのではないか」という意見も。クラスメイトたちはどう思ったのでしょう。

そして、デザイン思考で大切な「プロトタイプ」(試作品の製作)もしてみました。


 

テーマは「日本の新聞の歴史を覆す」
サイズをコンパクトなものにし、ページ数は必要最小限に。
海外では、実際に新聞のサイズが重視され、見直された事例があることも調べていたのですね!


 

最後に、もう一度今日の学びについての考えや疑問を共有する時間を取ってから富松先生に質問。

 

多かったのは、
新しいもの・サービスと、今あるもの・既存のサービスとのバランスについての議論でした。
新しいものが生まれるということは、古いものは役目を終えるということ。
新しく、便利なものばかりが良いのでしょうか。
消えゆくものを守ることが大事なことなのでしょうか。


 

「新聞も、絶滅危惧の一つですよね?」
何が大切か、答えは簡単には出なかったようです。

実は、生き残るための強みとは何だろうと自分で考えること、経験していくことこそがデザイン思考において大事なこと。
福岡市に人が増えてきているということは、どこかの村がなくなろうとしている。
時代とともに何かが生まれるなら、何かは消える。
今までポケベル・PHSと消えてきたものはたくさんある。
なくなることを恐れてはいけない、どんな未来を生きたいかを考えよう。

そう答えてくださった富松先生の言葉を、必死にメモしていた生徒たちでした。


 

これからサポートをしてくださるのは、九州大学文学部でデザイン思考について研究しておられる学生さん。
おひとりは福岡雙葉の卒業生です!

昨年度よりもパワーアップした生徒たちは、今年度も張り切って学んでいきます。