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脳を活性化する成分と脳に良い食べ物

2016年02月12日(金)21:35

脳の大脳皮質を活性化させる



脳の中でも、大脳皮質と呼ばれる外側をくるりと覆っている部位は、神経細胞が140億個もあり、他の部位と複雑に絡み合い、脳を働かせていきます。

大脳皮質を働かせることで、アルツハイマー病の特徴である脳の委縮を、止めることができるとされています。

大脳皮質は、五感で感じた情報や、運動、言語や記憶、思考などの高度な機能を受け持っているところです。

かんきつ類の働き 通常、『脳トレ』と言われて、ドリルや指の運動をして鍛えているのは、大脳皮質の中の前頭葉と言われる部分です。

食べ物の香りが、前頭葉を刺激して、集中度を高めたり、リラックス効果が上がるのはご存知のはず。

こうした働きを持つ、かんきつ類は、前頭葉の血流を増やして認知症に良いと、NHKで言われていました。

オレンジジュース チョコレート チョコレートに含まれるカフェインの一種である、テオブロミンは、カフェインのような興奮状態は起こさないものの、大脳皮質を刺激して、集中力、記憶力、思考力を高め、やる気を出す成分です。 また、チョコレートに含まれる、ビタミンE、ナイアシン、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、リン等は、脳の代謝に必要な栄養素ばかりです。

抗酸化作用のあるポリフェノールも、認知症に役立つと近年注目されているんですよ。

まさに、認知症予防の代表格の地位に上がろうとしています。

マーブルチョコ 脳内ネットワークを活性化させる 脳の中では、膨大な神経細胞(ニューロン)が電気信号を、発しながら情報のやり取りを行っています。

神経細胞は、シナプスと呼ばれる結合部品で結合しあい、神経伝達物質であるアセチルコリンによて、情報を伝達したり記憶したりするのです。

アセチルコリンを強化する 上述のとおりアセチルコリンは、シナプスで分泌される神経伝達物質です。

アセチルコリンが少なくなると、記憶力の低下や物忘れの原因となります。

アセチルコリンの材料にコリンがありますが、医師が処方する薬の中に、抗コリン剤が含まれています。

抗コリン剤の副作用が懸念されています。

胃痙攣を抑える薬、気管支拡張剤、渦活動性膀胱の治療薬として、パーキンソン症候群の補助薬として、鼻水や痒みを止める抗ヒスタミン剤、抗うつ剤、抗精神薬などは、抗コリン作用が入っているものが、使われています。

アメリカで、抗コリン剤の長期処方と認知症の発症との関連を検証しました。

その結果、アルツハイマー病を発症する可能性があると、発表されているのです。

アセチルコリンを増やす成分と、その成分を多く含む食べ物を以下に記述しておきます。

レシチン 神経伝達物質アセチルコリンの合成に欠かせないのは、レシチンです。

レシチンの不足は、アセチルコリンの不足となり、情報の伝達がうまくいかなくなります。

レシチンの働きは、他にもあります。

細胞膜の主要な構成成分です。

学習、記憶、睡眠、脂質の代謝、肝臓の保護等の役割を持っています。

レシチンを多く含む食べ物は、大豆製品、卵の黄身、ピーナッツなど。

但し、コレステロールが気になる方は、卵の黄身はほどほどにし、大豆やピーナッツで代用してください。

納豆 コリン レシチン同様、アセチルコリンの材料となります。

コリンを多く含む食べ物は、鶏卵の黄身で2000mg含まれていてダントツとなります。

他、大豆製品などが続きます。

目玉焼き ブドウ糖 ブドウ糖も、アセチルコリンの材料になります。

脳で使われるエネルギーは、体全体で20〜30%を占めていて、脳は大食いなのです。

ブドウ糖が、エネルギー源となります。 ブドウ糖は、炭水化物をとることで体内で変換されるものです。

炭水化物は、多くの食品に含まれています。先に上げたチョコレートにも、主食のコメにもです。

気をつけるべきことは、痩せるために必要以上に、炭水化物を減らさないことです。

毎日、一定量を食べることは、脳を守ることに繋がるからです。

ご飯 脳神経細胞を活性化する 脳神経細胞は、大脳で数百億個、小脳で1000億個で、全体で千数百個の数に上ります。

特別な治療を行わなければ、脳細胞は新生児の時が最大数であり、年と共に減る一方となります。

35歳を過ぎると、1日10万個という単位で死滅していくそうです。

一度失われると二度と再生されることは、ほとんどありません。

現存している神経細胞の膜の中に、DHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれています。

DHAは、年齢を重ねるごとに減りやすく、減ることで情報伝達の機能も衰えていきます。

現存している神経細胞を活発に働かせるためには、DHAを日常的に摂取している事が大切なのです。

神経細胞の膜の中のDHAの量が、若いころと同じであれば、脳の老化抑制なると言われるほど、大切な成分です。

DHAの中には、NGF(神経成長因子)という脳細胞の働きを高める物質があることが分かってきています。

NGFは、アルツハイマー型認知症の改善に役立つ成分として、注目されている物質です。

アルツハイマー型認知症の方は、魚を食べない人が多いことが分かっていて、DHAを摂取することで効果が高まることが期待されています。

サバの塩焼き 詳しいDHAの働きは、EPA(エイコサペンタエン酸)と共にこちらの記事で詳しく書きましたが、動脈硬化や脳梗塞を予防する作用もあります。

DHAが多く含まれる食べ物は、青魚、マグロ、さけ、等の魚類です。

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