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デイサービスまたね会 (横浜市青葉区)

2016年06月18日(土)17:01

あなたは、どんな事業所を目指していますか?

デイサービスまたね会(代表:岩佐賢)×カイポケ

 











横浜市青葉区あざみ野





東京のベッドタウンとして開発された「あざみ野」には、地方出身者の方も多く、

地方都市に一人で暮らす親の介護を目的に同居を始める「呼び寄せ介護」を行っている方々も

多いようだ。

今回訪問する「デイサービスまたね会」さんにも呼び寄せ介護で同居されている方々が

多くご利用されていると聞いている。





おはよう

また会えたね

お風呂気持ちよかったね

ごはんおいしかったね

いっしょに歩いたね

たくさん笑ったね

一日楽しかったね

また明日ね

またね





これは、「デイサービスまたね会」さんのホームページに掲載されている言葉だ。

私はこの言葉が意味するものを確かめるために、「デイサービスまたね会」への道を急いだ。

歩きながら取材を申し込んだ時の事を思い返していた。





「特別なことは何もしていないから、記事にならないと思いますよ。」

当初経営者の岩佐さんには、やんわりと取材を断られていた。





何故「デイサービスまたね会」さんでなくてはいけないのか、

自分でも上手く説明はできなかったけれど、どうしても、この言葉の意味を確かめたくて、

半ばゴリ押しで取材をお願いした。





道に迷いやすい私は、少し回り道になっても大通りに沿って行くことにした。

案の定、迷ってしまった私は、道を尋ねるため、ガソリンスタンドに立ち寄った。

20代後半〜30代前半と思われる店員さんは、笑顔がとても爽やかな人だった。





行き先が、「デイサービスまたね会」であることを伝えると「道が分かりにくいので、

送りますよ。」と言ってくれた。

申し訳ないと思いつつも、時計を見ると約束の時間まで5分を切っていたため、

お願いすることにした。





送っていただく車中で店員さんは、「デイサービスまたね会」について色々教えてくれた。

「実はうちのおばあちゃんもまたね会に通っているので良く知っているんです。

本当にいい事業所さんですよ。2年前に出来て、社長の奥様も働かれているんですけど、

本当に良くして頂いてます。是非、いい記事にしてくださいね。」







2年という歳月の間に地域に根差した事業展開をされている事が感じられる出会いだった。

車を降りると、送っていただいたお礼を伝え、私は胸に期待を膨らませながら デイサービス

またね会さんのインターホンを押した。



扉が開くと同時に、部屋の奥から、昔、祖母が良く聞いていた気がする歌が流れてきた。





女性職員

「お待ちしておりました。先にうがいと手洗いをお願い致します。」



意外とここまで徹底されている事業所さんて少ない気がする・・・







中に入ってみると、フロアの中央には質感の良い木材の長机がおかれ、ご利用者様が、10名前後いらっしゃった。

女性職員の方が2名間に入り、みなさんで歌を唄われていた。

取材の際はいつも緊張するものだが、和やかな雰囲気で過ごされている様子を見て少し緊張が和らいだ。



奥の会議室に通して頂き、代表の岩佐さんと対面した。

温かみのある落ちついた岩佐さんの表情から、社長としての貫禄を感じた。





カイポケ

「本日は、お忙しい中無理を聞いてくださりありがとうございます。どうぞ宜しくお願いします。」



岩佐さん

「いえいえ、良い取材になると良いのですが、口べたなもので、上手く引き出して下さい(笑)。」



カイポケ

「はい、ご安心下さい(笑)実は、先ほどガソリンスタンドの方に、こちらまで送っていただいたのです。

なんでも、おばあさまがこちらにお世話になっているということで、大変良くしていただきました。」



岩佐さん

「そうでしたか?!Hさんのお孫さんですね。Hさんは週6日、またね会をご利用いただいている方です。

ご家族もお仕事の合間を縫って毎週またね会へ面会にいらっしゃいます。私どもの運営に理解をして

くださっているご家族のおひとりです。」



カイポケ

「ええ、非常に良い事業所さんですとおっしゃられていました。ご利用者様のご家族の方にも、お話しが

聞けて大変ラッキーでした。それでは、早速ですが、事業所の立ち上げ経緯を教えて頂けますか?」



岩佐さん

「この仕事を始める前は、外資の金融関係の会社で10年程人事の仕事をしておりました。仕事の関係で、

介護施設、特に小規模のデイサービスに訪問することが多かったのですが、ある時ふと思ったのです。

お泊まりへの需要は高いのに、個室やプライベート空間のある事業所が少ないのはなぜだろう。

私も地方出身者、いつかは両親を呼び寄せる日がくるかもしれない。そんな時に個室で泊まれるデイサービス

があったら自分も両親も安心だろうな。そんなデイサービスが無いのなら自分でやってみよう。単純ですが、

きっかけはこんな感じです。もっともそれから開設までがいばらの道でした。

なにしろ経験も実績もない自分に候補地を提供してくれる不動産屋、工務店は皆無でした。

途方に暮れた3年前のある日、一人の大家さんが「ここでやってみなさい。」と救いの手を差し伸べてくれました。

それが今の大家さんです。私にとっては命の恩人かもしれませんね。感謝しています。」



カイポケ

「開設2年にして稼動率9割という状態は非常に順調に見えますが、どのようにして利用者の方が増えたのですか。」





岩佐さん

「地域の特性をふまえたサービス提供を実施したのが要因だと思います。

あざみ野は、地方出身者のご子息が、ご両親がおひとりになられたタイミングで、こちらに呼び寄せる方が非常に多いんです。

首都圏は全般的に土地が狭く大きな建物は建てられない。そうなると、十分なお部屋もなく、ご家族の方も日ごろの介護の

疲れからストレスがたまることも多い。たまには、お互いプライベートな空間でリラックスしたいというニーズは高いと感じました。

そこで、個室でのお泊りを特徴にしたことが功を奏したのだと思います。」



カイポケ

「お泊リサービスを希望されるのはご利用者様ご本人ではなくご家族であるケースが多く、ご本人は、ご自宅で過ごしたい

という希望が多いと聞きますが、そのようなケースが生じた場合、どのように対応されていらっしゃるのですか。」



岩佐さん

「ご利用頂いている約4割の方が宿泊をご利用されていますが、滞在中ご自宅に帰りたいとおっしゃる方は意外に少ないと

感じています。 弊社では、常に行動指針に立ち返り職員全員がそれを確認することで、方向性にブレがないようにしています。

行動指針が、職員の行動を変え事業所全体の空気感を変え、ご利用者様にとって、居心地の良い親戚の家のように演出できて

いるのが帰宅願望の少ない一番の要因だと考えます。」





カイポケ

「行動指針とは、どういった内容のものですか。」



岩佐さん

「こちらです・・・」(パンフレットをめくる)



おはよう

また会えたね

お風呂気持ちよかったね

ごはんおいしかったね

いっしょに歩いたね

たくさん笑ったね

一日楽しかったね

また明日ね またね



岩佐さん

「私はこれが一番重要だと考えています。何気ない暮らしの中に幸せは存在する。

日々の生活の中で感じる幸せを、1つでも多くご利用者様に感じて頂きたい、それをいくつ増やせるか。

特別な何かをするのではなく、日常的な生活の中で、ふとした幸せを感じてもらうという意図が含まれています。」



カイポケ

「ご利用者様やご利用者様のご家族だけでなく、職員同士のトラブルや考えの相違による衝突が起きた場合も、

こちらの指針に立ち戻られるわけですか?」



岩佐さん

「はい、これが全てなんです。職員・ご利用者様とそのご家族、ケアマネさん、3者がこの理念に賛同いただくことで、

初めて運営が成り立ちます。僕が一番辛いのは、この行動指針に賛同できない、または行動が伴わないと感じた方が、

またね会を離れる時です。これはご利用者様の場合もありますし、従業員の場合もあります。僕はそのときが一番辛いですね・・・」





その言葉をつぶやく岩佐さんの顔に偽りは無いように見えた。



カイポケ

「従業員に関して言えば、一度は共に頑張ろうと手を握りあった仲間との別れは辛いですよね。行動指針や価値観の浸透

には時間がかかるものですが、どのように育成されていかれたのですか?」



岩佐さん

「採用段階でこれを共有出来るか出来ないかを非常に重要視していますね。 面接時に見抜くのは至難のわざですが、

幾つか必ずお伺いする項目を決めておりまして、 その質問に対する答え方で判断をさせていただいております。」



カイポケ

「カイポケホームページで作成されていた自社ホームページにも確かに記載されていましたね。 求人媒体にも掲載されている

ということですが、採用が難しい今日、採用費用もかなりかかっているのでは?」



岩佐さん

「まあ、採用コストはかかりますけれど、カイポケ会員でしたら使用可能なカイゴジョブには大変お世話になっています。」

※カイポケ会員様の場合、介護職員スタッフは無料で広告掲載から内定まで全て無料でご利用頂くことが可能です。

採用に関するお問合せ・お申し込みはこちらから>>



カイポケ

「現場としては即戦力のある方を好むと思うのですが、求人倍率があがっている状況の中、育成期間とのバランスも加味した上で

の採用が重要になってくると思います。その辺りはどのように伝えられているのですか?」



岩佐さん

「即戦力というよりは施設方針や行動指針に賛同していただける方を採用し、経験を積み重ねていく過程で、経営に参画して欲しい

と思っています。例えばご利用者様1名を獲得するまでにかかる期間やコストなども意識してもらったり、現在の稼動率が何%なのか

を意識してもらったりしています。」



カイポケ

「そこまでできるのは珍しいと思いますが、何か工夫されているのですか?」



岩佐さん

「ご利用者様を幸せにするためには、そこで働く職員も幸せである必要があります。給与というのは、頑張って頂いた対価として

一番わかりやすい一つの指標だと思います。そのため、弊社では、稼動率と賞与が連動する仕組みにしています。」



カイポケ

「その仕組みをもう少し詳しく教えていただけますか?」



岩佐さん

「はい、賞与月を年4回設けまして、皆さんの頑張りが報いられるような形にしています。とはいえ経営ですからやみくもに

賞与を支給するのではなく、稼動率が一定基準を超えた場合、賞与を支給するという形にしているのです。稼動率をあげるには、

新規のご利用者様の獲得や、既存のご利用者様の満足度をあげる必要があります。その為には、よりご利用者様に寄り添った

サービスやケアを目指す必要が出てきます。つまり施設方針・行動指針に必ず立ち戻らなくてはいけないという仕組みです。」



カイポケ

「価値観や行動指針の浸透について、もう少し詳しくお話をお伺いしたいのですが、本当の意味で行動指針を理解頂く為に、何か

特別に実施されていることなどはありますか?」





岩佐さん

「この規模なので、特別に会議を開き行動指針を読み解くようなことはやっていませんが、常に意識できるよう一番目につく正面の

壁に行動指針はかけてあります。一番目につくところに掲示していますので、もちろんご利用者様もご覧になっています。

時々、いい詩ねと言ってくださるご利用者様もいます。」



カイポケ

「ここにデイサービスまたね会さんの強さの秘訣があるのですね。」



岩佐さん

「はい、行動指針に沿ってさえいれば多くの問題は大抵カバーできると思っています。」



カイポケ

「実際に、職員の皆様が日々の業務の中で行動指針をどのようにして実現されているのかお伺いしても宜しいでしょうか?」



岩佐さん

「わかりました。少しこちらでお待ち下さい。」





この後、職員の方に話を伺った。





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