2012年の日本の広告費は5兆8,913億円。
そのうちインターネット広告費は、8,680 億円、前年比 107.7%。
今やインターネット広告はマス4媒体と呼ばれる
ラジオ、雑誌、新聞を抜き、テレビに次ぐメディアへと成長しました。
近年ではスマートフォンやタブレット端末の普及に併せ、広告技術の進歩も手伝い、今後更なる成長が見込まれています。
一昔前は、 「ホームページを立ち上げたら勝手に物が売れる。」 このように言われた時期もありましたが、今は違います。 費用対効果に優れ、リアルタイムで効果が見えるインターネット広告は、ウェブビジネスだけではなく、ビジネスを行う上で最重要視すべき媒体になったのです。
ホームページを持つ事が当たり前になり、 情報を探せば数千万件の結果が表示されるいま、 適切なマーケティング戦略が必要不可欠なのです。


インターネットにおける消費行動を現す「AISAS」という言葉があります。
まさにこの流れを作る事が重要であって、インターネット広告を中心に、クチコミ、メディアミックス等、さまざまな手法を用いての「集客」こそが、成功する、結果を出す為に必要不可欠な第一の要素です。
インターネット広告の1つにDSPという物があります。
簡単に説明すると、ネットでエリアを絞ったポスティング広告ができるというものです。
さらに優れているのは、時間帯や性別、年代、その人の趣味嗜好や行動に併せた広告配信までできるようになっています。
広告、ホームページ、どちらも重要ですが、それぞれ単体では効果がありません。
掛け合わせ、流れを作る事で、何倍もの相乗効果を生む事ができるのです。
そして最後に最も重要なのがCRM、リピート~ファン作りです。
物が売れない時代といわれる今、新規顧客の獲得単価は年々向上しています。
新規を獲得するには既存の5倍コストが掛かるといわれています。
また、売上の80%は上位20%の優良顧客からもたらされています。
ビジネスで最も大切なのはお客様。
顧客との関係を維持、管理し、リピート~ファン作りを行う事こそがブランドとなり、更なる価値の提供、企業価値の向上に繋がるのです。

マーケティング活動は大きく分けてアクイジション(顧客獲得)とリテンション(顧客維持)の2つのフェーズがあります。一般的にアクイジションコストはリテンションコストの5倍かかる事が証明されています。

マーケティングや経営のストラテジー策定に広く使われている考え方。一般的に上位20%の優良顧客が売上の80%を占めていると言われています。
出典:『図解よくわかるCRM」 [著]藤田憲一/日刊工業新聞社