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【高1SGH:国際教養】第3回国際教養

2016年06月25日(土)17:39

6月25日(土)1,2時間目に行われました国際教養の授業の様子をお伝えします。

今回は、一般社団法人こころ塾の代表理事を務めておられます、内木場三保先生をゲスト講師として、「コミュニケーション「対話」」をテーマとして講義をして頂きました。




最初に「コミュニケーション力とは何か」ということについて、個人でまたグループで考えます。
そして挙がった力について、皆で共有しました。

 

  相手に合わせる能力/恥ずかしがらない/耳を傾けることができる
  ポジティブに考えられる/自分の気持ちや意見を分かりやすく伝えられる

など、様々な意見が出ました。なかには、「アンパンマンのような力」というユニークな解答も出ました。

それらのどれもが正解であることを教えて頂き、メラビアンの法則やパーソナルスペース、エンボディメントなどコミュニケーション能力に関わる様々なことを、グループワークを通して学びました。ポイントは口角を上げることや、背筋を伸ばすこと、また表情について客観的に自分を見る訓練が大切であるということです。



(笑顔で感情を伝えるワーク)


 

  (悪い姿勢でpositiveなことを言う図)     (空を見上げてnegativeなことを言う図)


また対話の手法についても学びました。まずは会話(conversation)と対話(dialogue)の相違点を学び、ここでもお互いに話す側と聴く側に別れて、傾聴と相手を誉めるワークを行いました。生徒の皆さんは、お互いに褒め合ってとても良い気分になっていました。


 



そして最後のグループワークは、総勢76名が4グループに別れて活動します。グループ分けは、「行動派と慎重派」「真面目派と明るい派」で自己分析し、チームに必要な力を模造紙に書き表しました。見事にグループごとの性格が現れ、自分たちがどのような価値観をもって意識的に行動しているかを分析することができました。また、クラスだけでなく部活や委員会など、その場に応じた自分の役割や立ち位置によってコミュニケーションのスタイルが変化していくことも教えて頂きました。

 

 

期末試験直前のSGH活動となりましたが、生徒たちは皆笑顔でとても多くのことを吸収できたようです。今日学んだことを生かして、これからの高校生活だけでなく大学生や社会人となってもコミュニケーション力を身に着けていきましょう。

 心がつかれたら動け!体がつかれたら休め!

内木場先生、生徒達にとても分かりやすい講義をして頂いて、本当にあり
がとうございました。



期末試験が終わったら、いよいよ総合学習ではスタートアップカフェでのプレゼンです。万全の準備で臨みましょう。まずは試験、生徒の皆さんはファイトです!!

【高1SGH:国際教養】第2回国際教養

2016年06月18日(土)12:00

6月18日(土)1,2時間目に行われた第2回目国際教養の様子をお伝えします。

今回は、九州大学准教授の生田博子先生に講義をしていただきました。


タイトルは「国際社会におけるアラスカ経済・先住民文化・資源開発・持続可能な社会」

生徒たちはこの講義に向けて、事前にアラスカについて調べ、発表の準備をしておりました。

  
 ↑英語での発表                        ↑アラスカの食について(エスキモーアイスクリーム!)

  
                                   ↑アラスカの衣服について
 
  
                                   ↑アラスカの動物について

  


生田先生は生徒たちの発表をとても丁寧にフィードバックしてくださいました。

エスキモアイスクリームはトナカイの脂肪やサーモンやホワイトフィッシュを使用しているなど、現地に住んでいたからこそわかる

ユニークな情報をたくさん教えていただきました。また、エスキモーという言葉について、法的にも日常的にも使用されており、

4つのエスキモー語があることも教えていただきました。

インターネットでは知りえないこともあるのだと、とても勉強になりました。


  

  
                                   ↑英語の発表は英語でメモ!


さて、最後は恒例の質問タイムです!

・アラスカ州の研究機関に外国人はどのくらいいたのか?
・ロシアはアメリカからアラスカを買戻しはしようとしないのか?
・生田先生は社会人になったあと、海外に行く決断をされたが、どんな決意やきっかけがあったのか?

などなど、鋭い質問が多く飛び交いました!

将来は海外で活躍してみたいと思う生徒にとって、非常に参考になる貴重な時間を過ごすことができたようです。


  

英語力が第一ではなく、考える能力、それを第三者に伝える力をつけることが大事というメッセージをいただきました。

SGH活動では、さまざまな分野の先生方に講義をしていただいたり、自分たちで課題をみつけ解決法を考えていくことをしていきます。

活動を重ねるごとに聞く姿勢もよく、質問の手も多く上がるようになってきています。今後の成長に期待!


【高2SGH:国際教養】第1回福岡女子大学の学生とディスカッション!

2016年06月12日(日)19:46

6月6日(月)の午後、高校2年生GCコースの生徒たちは、福岡女子大学へ行ってきました♪

 

高2GCコースに時間割として組まれているDiscussionの授業の一環で、女子大の学生さんと一緒にディスカッションを行うためです。
初めて女子大を訪れた生徒も多く、「校舎がきれい!」「アットホームでいい雰囲気!」と大喜びです。

今年度は月に1回程度、女子大にお邪魔して
学生や留学生たちと一緒に授業を受けさせていただいたり、英語でディスカッションを行ったりする予定です。生徒たちはこの日をとても楽しみにしていました!


 

 

本日お世話になる新開先生のイントロダクション。まだ生徒たちは緊張の面持ち・・。
「理系と文系って、最近でははっきりとは分かれていないことも多いのですよ〜!」などと研究されている分野のことや大学のことを教えてくださいました。


 

前の授業が終わって、学生たちが来てくれました!
各グループに数人、日本人の学生と海外からの留学生とが入ってくれ、一緒に講義を受けます。
気さくな学生さんが多くて生徒たちも安心♪


 

大学3年生の、「国際食文化論供廚亮業を一緒に受けます。
この講座はオールイングリッシュ。でも、学生たちがサポートしてくれます。


 

生徒たちは「3日間の食事の写真を撮ってくる」という宿題をいただいていました。
通常は1週間分の写真、特別なごはんではなく、いつも通りの自分の日常の食事を記録することで習慣をリサーチするための材料とするのだそう。

例として、昨晩アメリカから帰国したばかり(!)という先生の3日間の食事の写真を見せていただきます。
機内食があったりホテルの朝食だったり・・これは日常とは少し違うけれどと前置きして「これで生活をジャッジしないように!!」。

水がパックに入っていることや、りんごやももなどフルーツの皮をむくかむかないか。
先生は学生たちにそれぞれの国の様子や個人はどうなのか、英語でたずねながら活発に授業が進んでいきます。
環境への配慮の仕方や食べ方にも、食文化の違いが表れているのですね。


 

ここからがグループワーク。
自己紹介をしながら、自分の3日間の食事について写真を見せながら説明していきます。もちろん、日本語は禁止です。


 

 

留学生たちの食事は自分たちのものと大きく違っていて、興味津々。
日本に暮らしていても、自分が食べて育ったふるさとの食べ物こそが日常の食事に欠かせないのですね。


 

 

顕著だったのが、ランチの違い。高校生である生徒たちは、平日は毎日お弁当です。
これには、留学生たちがとくに関心をもって尋ねてくれました。


 

 

一人ずつしゃべりながら、違いや共通点をみつけてメモしていきます。

 

日本人はお米が多いですね、という留学生。
先生は、じゃがいもを食べる頻度や、じゃがいもを野菜と考えるかどうか全体に尋ねました。
日本人は、お米が主食であるためにじゃがいもをおかず(=野菜)だと考えてしまいがちなのですね。


 

高校生のお弁当については、「毎日作るのが大変そう」という意見も。日本では、お母さんが毎朝お弁当を準備するところが多いですね。
先生はご自分で、奥さまの分も一緒にお弁当を準備されるそうで(!!!)、お写真も見せてくださいました。

そして、日本独特の文化である"obentou"のバラエティの豊かさや、駅弁、運動会、遠足、デパートで売られるものなどさまざまなシーンに対応していることを説明されました。
キャラ弁のお話では、本も出版された「いやがらせ弁当」を例に挙げ、コミュニケーションの手段として弁当が役割を担うケースがあることも紹介されます。


 

この後、お弁当に必須の食材から、世界と比較したときの日本の食文化をデータで読み取り、個食や孤食などのさまざまな「Ko-shoku trend」について学習しました。
女子高生にとって関心の深い、しかも身近な食についての話題だったので、英語も理解しやすかったようです。
何より、大学生の授業を一緒に楽しめたことがうれしかったかな?



来月の先生の紹介をしていただいて、授業は終了!後日、生徒たちの感想を覗いてみると、
「もっと自分たちにもあててほしかった」
「もっとディスカッションの時間がほしかった」
とかなり積極的!来月がさらに楽しみですね^^


 

ここで授業は終了、生徒たちは放課後となりましたが、希望する生徒たちはそのまま教室に残って
ボランティアで活動している学生たちによるlanguage cafeに参加させていただきました♪


 

たくさんの素敵な学生たちが、雙葉の生徒のために教室にやってきてくれました!
生徒たちの中に入り、トピックスについて自由にディベートします。


 

 

この日のトピックスはlove study foreign culture の3つ。生徒にあわせて設定してくれました。
グループになって話していきますが、ほぼマンツーマンのような体制!とっても贅沢ですね!!
授業中にはなかなか発言できなかった生徒も、この少人数の中なら、発言や単語を引き出してくれるお姉さんたちのおかげでリラックスして英語を話せています。


 

最後はグループごとの代表が英語でまとめを発表してシェア。
授業の中でも、language cafeでも、生徒たちのいきいきとしたいい表情をたくさん見ることができました!


 

女子大への進学を考えている生徒もおり、新開先生の授業は、英語力を試す場にもモチベーションアップのきっかけにもなったようです。

そして来月も、授業後にはボランティアの学生によるlanguage cafeを計画していただけることになりました。
今回習い事や部活で参加できなかった生徒たちも、噂を聞きつけた高GCコースの生徒たちもとっても楽しみにしています!


【高1SGH:総合学習】第3回総合学習

2016年06月11日(土)13:43

6月11日(土)1・2限に行われた総合学習の様子をお伝えします。


第3回目となる今回は、前回の宿題となっていた各班のテーマに対する調査やインタビューを踏まえて、「あるべき未来から課題を探る」というテーマで久保山先生に講義していただきました。

 

まずは最初に二つの班が調査したこと、インタビューの内容について簡単に発表しました。
 
 

一つ目の班は「福岡市の住みやすさ」についてリサーチをする中で、在日外国人3人にインタビューを行い、外国人の方が福岡に住まれてどのような悩みを持ったりするか、ということについて聞いたようです。また二つ目の班は、「福岡市の食」についてリサーチをして、実際に店を経営されてる方へのインタビューを通して、福岡でお店を開く利点などについて調べてきたようです。


 

今回の活動は、生徒たちが調べてきたことに対して、
「〇〇な人が××××な状況(生活)である」
という現状を捉えることから始まります。

 

そのための一つの手法として、ステークホルダーマッピングを作成します。4種類の付箋を用いて、
・黄色:登場人物
・青色:補足説明
・緑色:関係性
・赤色:課題
を表したものを模造紙に貼り、マップ作りを進めていきます。


 

まずは黄色い付箋に登場人物、施設などをグループで話し合いながら書き出します。

 

次に、インタビューの内容を振り返りながら、青い付箋で補足説明を、緑の付箋で関係性を書いていきます。

 

途中で久保山先生から考えるヒントをいただきました。
・課題そのままを現状に書かない。
・解決された未来を先に描いてから、課題を考える。
とのことで、現状に対してと未来に対してのギャップを埋めていくことを考えます。

そしてできあがったマップがこちらです!

 

(左)女性の働きやすさをテーマとした班のマッピングです。
(右)防災をテーマとした班のマッピングです。

 

(左)国内からの福岡への観光者をテーマにした班のマッピングです。
(右)食をテーマにした班のマッピングです。

この他にも、各班が熱心にマッピングを作成しました。現時点での問題点を洗い出し、あるべき未来を皆で議論できたようです。


 

最後に、今日のまとめを久保山先生にしていただきました。

次回は天神のスタートアップカフェで各クラスごとに発表を行います。

1チーム2分30秒と短い時間ではありますが、チームのテーマ、どのような調査をしてきたか、取り組むべき課題は何か、ということを発表します。保護者の方も時間の都合が合えば、ぜひ参加していただきたいと思います。SGH活動での本校の取り組みの一部を見ていただける、非常に良い機会です。お嬢様方に時間等の詳細を聞いて、参加を検討していただきたいと思います。


来週は国際教養の授業です。「アラスカ」をテーマとして1年生としては初めて事前調査をして発表まで行います。生徒たちの活動に期待したいと思います。

【高1・2SGH:国際教養】第1回国際教養

2016年05月29日(日)14:55


5月28日(土)1・2限の国際教養の様子をお伝えします。

本日は高校1・2年生合同で、九州大学 稲葉美由紀先生に講義をしていただきました。


まずはじめは、稲葉先生の自己紹介です。


 

先生にとって、人生を大きく変えたイベントは、高校1年生の夏に参加したコロラドスプリングス

でのホームステイだそうです。このとき、うまく英語でコミュニケーションを取ることができず、


伝わらないのが悔しい!と思ったそうです。

この悔しい経験を機に、アメリカの高校に留学され、その後もアメリカで進学し、海外で教養を

身に付けられたそうです。


先生がアメリカで学んだこと・・・


  


「参加する」ということはAttendanceではなくParticipationであること。


ただその場に存在するだけでは学ぶことも少ない。自分で考え、発信し、グループで学びあうこと

こそ、本当の意味での「参加する」ことである!と教えてくださいました。



生徒たちは、先生の熱いメッセージを真剣な眼差しで聞いています。

メモを取りながら話を聞く姿勢も、少しずつ身についてきたようです。


  

  


次は高校2年生による発表です。

  

  


3グループがそれぞれ 国連と日本の役割 国連とNGO SDGsについて

調べて、わかりやすく発表しました。どのグループも、世界の現状や国連の取り組み、

現在掲げられている目標についてしっかり調べていました。そして、抱える問題点や今後の課題に

ついて真剣に考え、グループでまとめていました。

さすがは2年生。稲葉先生がおっしゃっていた「参加する」ことができていますね。


1年生も真剣に聞いています。1年後には、2年生のように堂々と発表できるようになって

くださいね。


 


2年生の発表のあと、稲葉先生による貧困と格差の講義です。

・MDGとSDGの違い
・皆が安心に暮らすためには?
・持続可能な開発
・「もったいない」は世界の合言葉
・貧困には2つの考え方(貧しい国の貧困と豊かな国の貧困)
・世界の中の日本を知る   など




最後に、身近な問題に気づき、調べてみること 
    世界の中の日本の状況を知ること
    他の豊かな国と比べてみる

とアドバイスをいただきました。


生徒たちは、先生のこれまでの経験や講義を聞いて、多くの刺激を受けました。

面白いと思ったことに積極的に行動をする。また、自分たちにできることを考え、行動ができる

ようになりたい!と決意した生徒もいました。






今日も、生徒たちにとって、実り多き時間となりました。今のうちに様々なことにチャレンジし、

自分の好きなものをしっかりと探していきましょうね♪



【高2SGH:総合学習】デザイン思考が注目されている背景を学びました!

2016年05月16日(月)15:08

5月14日(土)の総合学習、高校2年生GCコースの授業は3・4時間目に行われました。
同じ日に行われた1年生GCコースの様子も別記事で紹介しています♬


 

いつもお世話になっている、九州大学芸術工学部の富松先生にお越しいただき
デザイン思考とは何で、デジタルものづくりで何ができるのかをお話ししていただきました。


 

「デザインやものづくりと聞いて、何を考える?」との富松先生の問いに
「ないものを考えて作る」
「自由」
「無限大」
「新しいものを生み出す」などなど、昨年の今頃とは比べものにならない答えが飛び出しています。

 
 

今回の富松先生のお話のメインは、
新しいサービスのデザインと
10年後に当たり前になっていることを考えるということ。

地球規模の社会問題を解決しようとすると、これまでは政治や経済活動によって解決することが一般的だったのに、今やSNSが社会を変える時代。

10年前はスマートフォンなんて存在していなかったのに、
今はだれもが持っていて、SNSを利用しています。

「SNSが社会を変えている」ともいえるそうです。


 

「私たちはスマホを使っているのではなく、スマホのサービスを利用している。スマホは、サービスとユーザーの接点である」と富松先生。
新しいサービスを考えるときには、このことはもちろん
「当事者意識」が大切だよ、とも教えてくださいました。


 

九州大学の学生が行っていた「九大生農作業お助け」活動も、
新聞などでも話題の「Uber」(正規のタクシーではないが、普通の車が客を乗せてお金をもらうシステム)も、
熊本の震災で注目度が上がった「Airbnb」(使っていない部屋を他人に貸して、お金をもらうシステム。アプリで検索して空いている部屋を探せる)も、
バイクタクシーのサービスである「Gojek」も、スマホの普及とともに一気に広がっている新しいサービスです。


 

知っているサービスもありましたが、富松先生が現地で試されたお話を伺いつつ、
その利便性に生徒みんなで驚き!
日本での実現が難しいこと、法律の障害があることも学びました。


 

これらの新しいサービスについて、気づいたことや疑問点を書き出し、グループでシェアしていきます。

 

自分が書いたふせんは貼ったりはがしたり、ほかのひとのも見せてもらったり。
共有できたら、ポートフォリオの一つとして整理し、いつも大事に保管しています。


 

「法律の問題で実現しないのは悲しいことで、日本は遅れている」
「外国人観光客のためにも、ある一定のシステムは福岡で先に普及させるべき」という意見がある一方で、
「もともとタクシー運転手の人たちは、仕事がなくなってしまうのではないか」
「利用したい部屋の評価を見ることができるAirbnbも、泊まりに来る側がもし危険な人であったら・・?」
「日本人女性の目線で考えると、安全の対策がまだ十分でない」という考えも出てきました。


 

 

授業の後半は、2チームによる調査結果の報告です。

◆教育について調査したチーム


 

欧米諸国と日本を比較して、よりよいものにできないか考えてきました。
古き日本の教育のままでは「思考力が乏しい」学生に。
欧米は「プロセス重視」型。アメリカの大学には必読書制度もある。


 

ユニークだったのは、英語圏以外のところへ現在留学しているクラスメイトたちに、学校で勉強する教科や評価・独特な部分についてインタビューを行っていたこと。
スウェーデン、オーストリア、ドイツ、デンマークには、それぞれ日本と異なる点が見つかりました。

部活のとらえ方まで違ったことは、興味深かったですね。


◆新聞について提案したチーム


 

今やスマホでニュースなどの情報を得ることが当たり前である一方、携帯電話の持ち込みが禁止されている高校生たちが、通学途中や何かの合間に読める、手ごろな新聞について提案しています。

 

日本人は、ほかの先進国に比べて政治や社会の出来事に関心がないという調査結果もあります。
そういった自分たち世代の若者のためのものだそう。
高校生が新聞を作っているSNOというサイトを紹介しながら、意見を整理して発表できています。


 

「スマホのアプリで無料のニュースを斜め読みするよりも、ある程度お金を払って毎日の習慣として新聞を読むほうが良いのではないか」という意見も。クラスメイトたちはどう思ったのでしょう。

そして、デザイン思考で大切な「プロトタイプ」(試作品の製作)もしてみました。


 

テーマは「日本の新聞の歴史を覆す」
サイズをコンパクトなものにし、ページ数は必要最小限に。
海外では、実際に新聞のサイズが重視され、見直された事例があることも調べていたのですね!


 

最後に、もう一度今日の学びについての考えや疑問を共有する時間を取ってから富松先生に質問。

 

多かったのは、
新しいもの・サービスと、今あるもの・既存のサービスとのバランスについての議論でした。
新しいものが生まれるということは、古いものは役目を終えるということ。
新しく、便利なものばかりが良いのでしょうか。
消えゆくものを守ることが大事なことなのでしょうか。


 

「新聞も、絶滅危惧の一つですよね?」
何が大切か、答えは簡単には出なかったようです。

実は、生き残るための強みとは何だろうと自分で考えること、経験していくことこそがデザイン思考において大事なこと。
福岡市に人が増えてきているということは、どこかの村がなくなろうとしている。
時代とともに何かが生まれるなら、何かは消える。
今までポケベル・PHSと消えてきたものはたくさんある。
なくなることを恐れてはいけない、どんな未来を生きたいかを考えよう。

そう答えてくださった富松先生の言葉を、必死にメモしていた生徒たちでした。


 

これからサポートをしてくださるのは、九州大学文学部でデザイン思考について研究しておられる学生さん。
おひとりは福岡雙葉の卒業生です!

昨年度よりもパワーアップした生徒たちは、今年度も張り切って学んでいきます。

【高1SGH:総合学習】第2回総合学習

2016年05月14日(土)11:53

5月14日(土)1・2限に行われた総合学習の様子をお伝えします。

第2回目となる今回は、
・富松潔先生(九州大学芸術工学研究院教授)
・袴着賢治先生(福岡市特区部長)
の2名のゲストの先生にお越しいただいて、「デザイン思考」「国家戦略特区福岡市の取り組み」などについて講義をしていただきました。

まずは久保山先生から今回の講義の目的と、授業で使用する付箋の使用法の確認などがありました。今回の目標は、
 1. 自分たちが住む福岡市について、その取組みや課題を自分の言葉で説明できる
 2. 今、デザイン思考という思考法が注目されている理由や背景について自分の言葉で説明できる

という2点です。

 

そして「デザイン」「ものづくり」という言葉で連想されるイメージを書き出す作業を行いました。

 




いよいよ、富松先生の講義です。


 

まずはじめに生徒が「デザイン」で連想したイメージを共有しました。インテリア、ファッション、建築、ウェブデザインなど様々なイメージを思い浮かべたようです。

講義では、「なぜデザイン思考なのか」ということを産業構造の変化や社会的な側面から学びました。デザインプロセスには分析と発想の2つがあること、日本にはイノベーションが不可欠であること、デザイン思考を学び一人ではなく複数人で考えることの重要性などについて教えて頂きました。


今後恒例となる意見・質問タイムです。手が挙がるか心配でしたが、「なぜ大量生産が終わるのか」という質問を皮切りに様々な質問が出てきました。

 

「皆で作る産業に対して、一人の天才が生み出す産業はどうなるのか」
「新しいものを作るより、既存のものを海外から購入する楽な方に流れるのではないか」
「デザイン思考が広まるために、まず教育を変えないといけないのではないか」


積極的な質問に場が活性化されました。頼もしい限りです。富松先生も丁寧に質問にお答えいただき、ありがとうございました。




続いて現在の福岡市の取り組みについて、袴着先生から講義がありました。

 

福岡の様々な良さをデータを用いて分かりやすく説明して頂きました。
世界屈指のアクセスの良さや、住みやすさが世界で12位にランキングされたこと、また若者による開業率・企業率が21大都市中で1位であること、さらには訪日旅行者の満足度も全国で最も高いことなど、私たちが普段知らない、また気付いていない多くのことを教えて頂きました。一方で福岡の学生の就職状況などの、福岡市が抱える問題点についても触れ、改めて地元福岡について深く考える機会となりました。



 

生徒も熱心にメモを取り(付箋の使用法もバッチリ?!)活発に意見の共有もできていました。今後の総合学習で調べる各自のテーマをより深めることができていたように感じています。

 

恒例の意見・質問タイムでは、
「福岡の人口が増えているが、人口が多すぎないこと住みやすさと感じている人もいる。」
「企業が発展するには優秀な人材が必要で、雇用の条件がより厳しくなるのではないか。」
「若者を増やすことも大切ですが、ファミリーを呼ぶための方策にはどのようなものがあるか。」

など様々な意見が出て、袴着先生には丁寧に答えて頂きました。

 

また、「福岡にある大学の学部学科や数が少ないのではないか」という質問に対しては、富松先生からもご意見をいただき、「福岡に大学を増やすよりも、学ぶ場所は東京や海外など限定されずに広く選択できる現状の方が良いと思う。世の中に合わせて大学も変化しており、九州大学でも新しい学部ができる。」と仰っていました。


最後に久保山先生より1年間の授業の流れに関する確認と、調べ学習をする上でのインタビュー方法の説明がありました。

 

最後に先生方へお礼の言葉を伝え、本日の授業は終了です。



先生方、本当にお忙しい中講義をしていただき感謝しております。これからの生徒の活動の大きな指針となったのではと感じております。代表生徒の言った「凄いことを学んでいる気がする。ワクワクしている。」という言葉がとても的を射ており、これからの活動がとても楽しみです。先生方にも生徒たちの成長を期待していただくとともに、またお力添えしていただけると幸いです。本日は本当にありがとうございました。


【高1SGH:総合学習】SGH活動の説明

2016年04月23日(土)19:27


4月23日(土)1・2限は、本校のSGH推進委員長による、SGH活動の具体的な説明が
ありました。


  


高校1年生に向けて、本校のSGH活動の目的やデザイン思考について、わかりやすく説明していただきました。

今後の授業計画やフィールドワークの予定も伝えられ、ワクワク感も沸いてきています。


これからの活動では全員が積極的に取り組み、そして柔軟に対応する姿勢も大事です。



説明会のあと、先週の授業の課題についてPCを使って調べました。


  


インターネットで調べるだけではなく、テーマについて話し合っているグループもありました。




テーマについて具体的に何を調べていきたいのか、なぜそのテーマについて調べていきたいと思った

のかなど、話しはどんどん膨らんでいっているようです。


「無理、できない、聞いてない・・・」は禁句!

自ら解決する力をこれから身に付けていきましょうね。



【SGHブログ:総合学習】平成28年度SGH活動始動!

2016年04月16日(土)17:35

4月16日(土)1・2限に行われた総合学習の様子をお伝えします。

福岡雙葉中学高等学校の平成28年度SGH活動が始まりました。

初回となる今回の授業は、新1年生と2年生の合同で行われました。
最初に講師をして頂く久保山宏先生の紹介です。

 

今年度の総合学習は「国家戦略特区としての福岡市を知る」というテーマのもとに様々な切り口から活動を進めていきます。今回の授業では「どんな授業でどんなことをするのか」「なぜデザイン思考を学ぶのか」ということについて講義をして頂き、授業におけるルール(思考の仕分けに付箋を使用するなど)に関する確認がありました。

 

次に、昨年度1年間SGHの活動を行った2年生から体験談のインタビューを行いました。

 

<前の人が話した以外のことを言う>というルールで2年生全員が感想を述べてくれました。

「ペーパーカッターやプログラミングなど、チャレンジする力がついた」
「普段の生活における課題などを見つけ、友達と議論するようになった」
「電子手芸が印象的だった」
「プロトタイプからのものづくりの力も身についた」
「話す相手に伝える力の大切さを知った」

など様々な経験談を堂々と発表しました。
何よりその堂々と発表できる姿に、1年前からの大きな成長や手応えが感じられますね。



その後は1学期に調べ学習を行うテーマ決めを行いました。1年生は「福岡市と関連すること」、2年生は「より世界に目を向けて」テーマ設定をする、というルールのもと、次のような手順で行いました。

まずは個人で調べたい、興味があるテーマを考えてシートに記入します。

 

次にそのシートをクラスごとの黒板に貼り付け、テーマの分類を行います。

  

クラスメイトの貼った提案シートを皆で見て…



クラス全員が名前の書かれた付箋を貼ってチーム完成!

 


様々なテーマの一部を紹介します。
 ・外国人観光客による経済効果
 ・福岡の食について
 ・女性の仕事と子育ての両立について
 ・海外から見た福岡の良い点と改善点
 ・ファッションなどの文化について

高1、2合わせて約20のチームに分かれて次週より本格的な調べ学習を行います。
そしてゴールは1年生は寸劇による発表、2年生はショートムービーによる発表です。今からどんな内容になるのか、とても楽しみです。


今年度は1年生と2年生の2学年に活動がまたがるため、カテゴリーを作成しました。
昨年度どのよう活動が行われたかも調べやすくなっていますので、ぜひご覧になってみて下さい。



【SGHブログ:総合学習】デンマークの生徒たちと協働学習を行いました!

2016年03月18日(金)12:52

3月7日(月)の午後は、GCコースにとってのSpecial Day!
ご縁があって、デンマークから来た高校生たちと交流することができました。


 

彼らは修学旅行で日本を訪れていますが、大阪や京都だけでなく福岡にも立ち寄るチャンスがあったため、今回の交流会が実現しました!
修学旅行で福岡を選んでくれるなんて、うれしい!と生徒たちも大喜びで準備をしました。
まずは、歓迎セレモニー。


 

同年代なのに体の大きいデンマークの高校生たちにドキドキしながら、まずは学校や自分たちの紹介。
2人の男の子が急きょ司会のお手伝いをしてくれました!

もちろん司会もすべて英語です。準備された原稿通りではない、咄嗟の英語力が試されます!!


 



一気にパーティームードで盛り上がります!
アイスブレイクに一緒にランチタイム。なんとこの日は、デンマークの生徒たちのためにGCコースの生徒たちが一人一品作ってきました!


 

からあげや卵焼きなどの自分たちのお弁当の定番おかずだけでなく、ちらし寿司やおいなり、ベジタリアンでも食べられるものやたこやき、デザートまでものすごい種類です!
おうちの方に手伝ってもらったそうです♪


  

豪華なお料理にデンマークの高校生たちも喜んでくれました!
「Please help yourself!」と連れていったり、これも挑戦してみてと勧めたり、すぐに打ち解けられました。
ここからはグループです。


 

 

しばらくフリートークで盛り上がっていましたが、時間がくるとここからはお勉強。
自分たちの国についてグループごとのテーマでプレゼンしていきます。まずは、デンマークの紹介から。


 

困っているグループには司会が助け舟を出しに行ったようですね。
学校のことや社会制度のこと、教育や政治、スポーツや文化、食べ物などテーマはさまざま。


 

 

クイズ形式でプレゼンしてくれたグループもあったようです。
1グループあたり日本人のクラスメイトは2〜3人しかいませんので、ただ英語を聴いて理解するだけではいられません。
自分から発言し、参加し、相手とコミュニケーションをとっていくことが必要な時間です。

シンガポール研修で姉妹校の生徒たちとのプレゼン・ディスカッションを経験した生徒たちはさすが!
相手の言いたいことを引き出すようにあいづちを打っていきます。


 

何を観ているのかな?!と思ったら、デンマークの学校の様子や1日の生活をまとめたビデオでした!
アントレプレナー教育も盛んなデンマーク。
英語力もさることながら、プレゼン資料や動画編集のスキルも、日本の高校生よりずっと上に感じましたね。


 

 

とっても楽しそうに学んでいる様子が伝わるでしょうか。

 

いよいよ、自分たちのプレゼンの時間です。
生徒たちは8つのグループに分かれてテーマごとに紹介していきます。
日本の流行やファッションについて調べたグループもあれば、お笑いやお菓子についても。


 

 

クイズ形式にしてみたり、集めた画像や動画に英語の解説をつけたり・・。
一人では難しくても、3人グループならだいたいのことは出来るようになっています。


 

「デンマークの生徒たちはふるまいも大人!」でディベートを盛り上げてくれたり、英語のサポートをしてくれたりしています。
自然と距離も縮まりました。


 

日本の駄菓子についてのグループは、体験型のプレゼン。
フエラムネも、こどもびいるも、挑戦してみて〜〜!


 

 

大好評!
この後、ほかのグループからも生徒が集まってきて、試させてくれと大人気でした!


 

次は、雙葉の生徒によるカッティングマシンのワークショップ。

 

簡単なプログラミングをして、お土産になるようなネームシールを作ってもらおうというもの。
忍者や扇子などの生徒たちが事前に準備したモチーフをトレースして、名前を入れていきます!
全体に英語でレクチャーして・・


 

いざ制作!FabLearnAsiaでワークショップを経験した生徒たちや、カッティングマシンを使える生徒たちがテーブルについて、フォローしていきます。

教室の後ろでは「縁日」「祭り」をテーマにした体験コーナーに生徒がいっぱい!


 

 

日本の遊びを教えて一緒に英語でトライ!
カッティングマシンの待ち時間も退屈しないように・・と生徒たちが考えて、準備しました!お祭りをテーマにしたのがとっても喜ばれました!!
これも大事なおもてなしですね。


 

日本についての○×クイズのコーナーでは、正解するとチケットをもらうことができます。
そしてこのチケットで、ほかの遊びに参加できるというしくみだそう。よく考えました。


 

折り紙の体験ブースでは座りきれないほどの生徒たちに、一生懸命鶴の折り方を教えています。
この日のために英語で「鶴の折り方」テキストを作っていたのですね〜。デンマークの先生方にも好評!


 

大盛況だったのは、わたがしと、あめのつかみ取りのコーナー。
初めての味に行列ができてしまいました!!


 

 

はっぴを来たSTAFFさんたち、準備も全部自分たちで・・お疲れさまです。
そうこうしているうちに、カッティングマシンの技術班も着々とシールの仕上げをしていました。


 

ランチで余ったインスタントのお味噌汁とお吸い物はお土産に渡しました。
食べ方を英語で説明するのは余裕♪という感じですね!

 

何人かの生徒たちが、今日作ったシールについてのコメントをくれました。
日本らしいモチーフを気に入ってくれて、生徒たちも喜んでいました!


 

司会が機転を利かせてマイクをまわし、雙葉の生徒たちからの感想も!

 

半日でしたが、楽しい交流の時間をありがとうございました!!
夕方になって、デンマークのご一行をお見送り。


 

残りのSchool Tripが素敵なものとなりますように!

生徒たちは、「次はもっと工夫したおもてなしがしたい!」と早くも次の機会を楽しみにしているようでした。